ゆみ子の部屋

工場に、来られたお客様に、そっくりと言われる。

主人です。何年か前のお話。蝉が、主人の頭につっこんできた。そして、すべって

おちた。ぐっと、わらいを、こらえて言った。ひっかかるところにいきましょうね。

ここからは、立ち入り禁止ですよ。

たががはずれるって言葉があるでしょう。制御不能って意味かな。

4本から6本の竹で編まれたたがが、木桶の板どうしを、しっかりしめているのです。

塩が、木の繊維のすきまにつまり、くさりにくくなって、数百年使いつずけることができ

るのです

大好きな木桶の、模様

子供達の、名前が、木桶にかいてあります。

雨が、ふる毎日、心も体も疲れ気味。そうだ。あまざけをつくろう。

ヤマデンのこうじ４００ｇ）熱湯４００ｃｃ）保温器のおなべで、しゃもじでまぜる。

しっかりとふたをして６時間保温（炊飯のスイッチ押しちゃダメ！保温よ!(^^)!）

６時間後の出来上がり～。これは濃いからね～、砂糖代わりに料理に使ってね。

ヤマデンのこうじだから、力強いの。なにかって。わたしかもしれない。

湧水が、多い我が町。

店も清水のそばにありました。何十年前は、アマウリ、スイカ

各家の自慢のつけもの桶が、この清水にならんでいました。

近所のおばあちゃんが、おひつについてるご飯粒と

桶からだしたなすびのつけもの

ささあっと水で洗って、私のお口にいれてくれた。

七歳ごろの私の一番おいしい思い出。

トミ子さんと、主人の好きなかぶらずしを、作ろうと思い立った。

良い紅サケが、あったから。かぶら、ニンジン、生姜に、あまざけ。

鮭に酢をつけ、かぶらに３％の塩をつけこみ一晩おく。

次の日に、ニンジン、生姜、あまざけをまぜます。普通は、かぶのなかに鮭を、はさむのです。

富山の、正月料理ですからね。私は、まぜます。

最後に、おせをして、一週間程、冷蔵庫に入れておきます。

あみのさーん、ぐるたみんさーん、いのしんさーん

お口の中で、ひびきあう。6月のかぶらずし。

出来上がり。

召し上がれ！

ｂｙゆみこ

黒部は、山のイメージがありますが、

住んでいる所は、海のちかくです。小学校低学年だったわたしは、

海に向かって石をなげているハヤタ隊員、ウルトラマンをみたのです。

嘘だーと言って誰もしんじてくれず。黒部進さんは、黒部の方だと大きくなってから

知りました。

一つ一つ、味が違うみそまるを、つくってみた。中に、柑橘系の皮

しょうがや、かつおぶし、ごまあぶらなどいれて、こねこねしてみた。

子供達と、つくるのにいいですよー。お客様に、聞いたお話。

みそ丸を、冷蔵庫に入れていたら、おじいちゃんが、お菓子と間違えて食べた

そうな。甘くない。きをつけよう。

だしつゆを、買いに来られたお客様からきいた話です。

私の友達が、小浜へ、お嫁に行ったのね。「すき焼きのなかに

焼いた鯖が、はいっていたの。そして、卵につけて食べるの

黒部でも、雑煮のなかに、素焼きのふくらぎを、入れて食べて

いるもの違和感が無かった。」

小浜の鯖は、有名だもの

絶対に、美味しいのに違いない。

ひゃっほ～う！

ｂｙゆみこ

工場の、敷地内にある2本の水。７０メートルと１２０メートル深さからほってあります。

味比べすると、ちがいがわかるのは、子供達。

雪解け水が、４０年から５０年かけて出てくる水に、商品に活かされて感謝。

孫が遊びに来ると、唇がまっさおになっても、ここからはなれない。

炊飯器をあけると、おこめがない。いそいで牛乳、卵、甘酒をいれてかきまぜる。

そして、ぱんをいれて、バターでやく。

甘酒のおこげと、牛乳のおこげが、味ひびきあう。

具だくさんの味噌汁飲み、体おちつかせる。

味噌の噌は、おくちがにぎやかになるって、いみだそうですよ。